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  • 読書日記 (2007-077) 『生物と無生物のあいだ 』 福岡伸一(著)

    Filed under 読書
    8月 17

    生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891)

    福岡 伸一


    4061498916

     

    もう牛を食べても安心か』のときに気になってた、生物学者福岡氏の著。何しろタイトルが良くて、衝動買い。

    例えばジグソーパズルのピースを外すように遺伝子の一部を破壊しても、機械ならその遺伝子が司る機能は失われてしまうはずだが、実際にはちゃんとそれを持ったマウスが生まれてくる。生物は機械でもパズルでもない。

    キーワードは「動的平衡」。生物の身体を形成するタンパク質レベルでの反応が相補的に働いて、1つの大きな系(システム)を作り出している。何か欠損が起こったときにはそれを何らかの形で埋め合わせていく。機械のように極めてカッチリと組み上がっているものではなくて、常に流動する中で動的に平衡が保たれているのが生物なのだ、ということらしい。 



    最後にはこう書いている。

    結局、私たちが明らかにできたことは、生物を機械的に、操作的に扱うことの不可能性だったのである。

     

    帯にも「科学ミステリー」とあるように、全体的に小説仕立てになっている。確かにその部分はなくても良さそうだけど、もしなかったら味気のない教科書めいたものになっていただろうから、これで良かったのじゃないかと。

    なにより、科学者でここまで文章力があるっていうのは素晴らしいことだと思う。 

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One Response to “読書日記 (2007-077) 『生物と無生物のあいだ 』 福岡伸一(著)”

  1. この本は、おもしろい。かなり。まだ途中だけど。科学者らしからぬ流れるような文章にも感服です。ソトコトにコラムを書いているようで、その文章も好きです。理系の人だったら完璧に読めますね。これは、生物って一体全体何なのよ!?ってのを福岡さんなりに決め…

    この本は、おもしろい。かなり。まだ途中だけど。科学者らしからぬ流れるような文章にも感服です。ソトコトにコラムを書いているようで、その文章も好きです。理系の…

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