D:A 4

Destination: Anywhere – akinori(e_a)'s blog

  • 8月 11

    ためらいの倫理学―戦争・性・物語 (角川文庫)

    内田 樹


    4043707010


     

    『おじさん的思考』『寝ながら学べる構造主義』がベストセラーとなった思想界の「正しいおじさん」の原点。ためらい逡巡する精神にこそ意味がある。内田思想の中核をなす最重要本がついに文庫化。—ということで買ってみました。常々Blogも読ませてもらっていて、自分はファンのつもりだったんだけど、この本読んでませんでした。つか、Blogばっか読んでて、書物は今年になって読み始めたかも。

    面白いポイントや僕が「そうそう!そうなんだよね」と我が意を得たりだったポイントはいくつもある。例えばp.212。ちょっと長いけど引用。

     

    宮台(真司)は「知っている」ということで自らの知的威信を基礎づけている。「知っている」ということが知的人間の基本的な語り口であるとたぶん思っている。

    ところが、私はそういうふうに考えることができない。

    「私には分からない」というのが、知性の基本的な構えであると私は思っているからである。「私には分からない」「だから分かりたい」「だから調べる、考える」「なんだか分かったような気になった」「でも、何だかますます分からなくなってきたような気がする・・・」と螺旋状態にぐるぐる回っているばかりで、どうにもあまりパッとしないというのが知性のいちばん誠実な様態ではないかと私は思っているのである。

     

    なお、同じようなことをフェミニズムの項で宮崎哲弥に対しても言っている。それにしてもこれ、まさしくその通りだよなぁ。自分がバカで何も知らないってことに自覚的でないのは、知性的だとは言えませんね、普通。しかしこれは宮台や宮崎だけではないね。評論家も政治家も、自分が100%正しいって前提で議論しちゃう。


    Read the rest of this entry »

    このエントリーを含むはてなブックマークはてなブックマーク - 読書日記 (2007-071) 『ためらいの倫理学』 内田樹(著) このエントリをつぶやくこのWebページのtweets Share on Tumblr Googleブックマークに追加
Sorry, we're having trouble loading this Tumblr.

Last.fm RPS

e_a
User

Tracks Played : 176183

カレンダー

2007年8月
« 7月   9月 »
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

月別アーカイブ

カテゴリ別アーカイブ

Last.fm Last week

Last.fm Top Albums

Amazonおすすめ

楽天おすすめ